Syma社のおすすめドローンについて 初心者向けFPV
Syma社は中国発の企業でドローンを中心にホビー商品を開発・製造しています。主に初級・中級者向けのドローンを扱っており低価格・その割に高性能でコストパフォーマンスが高いメーカーとして知られています。
ドローン専業メーカーの用にプロ向けの商品ではなくホビー向け中心に販売されているようです。低価格といっても一通りの機能は備わっていますのでSyma社の製品は 初めてのドローンにはうってつけだと思います。
公式WEBはこちら
現在販売されている機種の中心は X5 シリーズと X8 シリーズですね。この二つには大きな違いがあります。
- X5 シリーズ : 機体重量200g 以下で航空法の規制対象外
- X8 シリーズ : 機体重量200g 以上で航空法の規制対象
航空法についてはこちらの記事も参照ください。
要は 機体重量200gを超えると人口集中地区で飛行させるには許可が必要になってくるということです。
人口集中地区は以下のサイトで確認できます。
X5シリーズ
200g以下で航空法の規制対象外となるトイドローンの紹介です。
ネットショップではこれとは違うスペックが提示されていることもしばしばありますが公式サイトの情報を集めてみました。
H5H は一世代前の製品で H5U が最新モデルになります。
基本機能はほぼ同じで カメラ性能と FPVの有無でシリーズ展開されています。
1. FPV
FPVとは First Person Viewの略で日本語にすると一人称視点ということになります。
Syma社の製品の場合は下記のようにスマホにカメラ映像を転送してくれる機能になります。
リアルタイムで映像が確認できますので被写体に向けて機体の微調整もできますし、映像確認のために機体をいちいち降ろしてSDカードをスマホやPCに差し替えるなんて手間も省けます。あまりおすすめしませんが目視外の飛行もできてしまいます。
2. ホバリング
高度維持機能です。Syma社の製品の場合プロポの左スティックの上下で機体の高度をコントロール、左右で機体の横回転を制御します。高度維持機能のおかげでいったん希望の高度になれば左スティックの上下は操作しなくても高度を維持してくれます。かなりの精度で驚きました。
ドローンを飛行させるには高度・前後・左右の3Dで機体をコントロールする必要があるのですが左スティックで常に一定の出力を出して高度を維持しながら機体を安定してコントロールするのは相当な練習が必要です。
ホバリグ機能のおかげで高度については操作から解放され前後・左右のみの操作でよくなります。その分撮影に集中できるようになります。
ドローンは映像を主眼としますので機体の安定がなによりです。めまぐるしく動く映像を見ても酔ってしまいますからね。
逆に熟練者になってくるとこの機能は邪魔になってくるのかもしれまねんね。
他社の低価格機ではこの機能がないものも多く初心者が機体をコントロールできずに挫折してしまうことも多いようです。
ドローンの撮影を主眼におく場合はぜひ欲しい機能です。
3. 360度フリップ
ボタン一つで宙返りさせる機能です。高低差がありますのである程度の高度に達してから実行しましょう。最初に一回やっただけで管理人はあまり使いませんね。
4. ヘッドレスモード
通常は機体の前後左右方向は予め決まっていて、例えば操縦者の前方に飛行する時にはプロポのスティックを左に倒せばば機体は左に旋回しますが、機体が操縦者の方に向かって飛行する場合はスティックを左に倒すと右に旋回します。
当たり前の事なのですがこれが苦手な人が結構いるようです。
カーナビでノースアップ(地図が北が上になるように固定されていて車の方向が変わるように表示される)にて画面下方向に進行する時にどっちに曲がってよいか分からなくなる人はこの機能があった方が良いかもしれません。
ヘッドレスモードに設定すると機体がどちらを向いていようともスティックを左に倒せば操縦者から見て左に旋回します。
遠くに飛んで行って機体の方向が分からなくなった時にもこのモードは重宝しますね。
H5HC
カメラ性能は高くありませんが写真撮影・動画撮影ができます。価格も抑えられていますので初めてのドローンで機体操作を覚えたい。本命は本格的なモデルが良いという人には良いのではないでしょうか。プロポもかっこいいです。
H5HW
カメラ性能は高くありませんが写真撮影・動画撮影ができます。FPV機能もありますのでドローンを操っている感も感じられて所有欲も満たせるでしょう。
このモデルのみドローン本体に映像を記録する機能がなく、FPV機能でスマホに転送された映像をスマホ側で録画する仕組みになっています。
電波状況が安定しない場合は映像もあまり良くならないので映像の質という意味では4機種の中では劣ってしまいます。
X5UC
カメラ性能もそこそこ良くFPV機能以外は揃っているNew modelです。
プロポは随分簡素化されてしまいました。FPVに必要性を感じなければこのモデルも良い選択肢だと思います。
H5UW
一番おすすめのX5UW です。公式サイトでもこの機種だけはとても詳しく紹介されています。
カメラは 720P のHD動画が撮影可能で 視野角90度の高性能カメラが搭載されています。
バッテリーはこのモデル専用になります。飛行時間は 7分となっています。
プロペラも他のものより良いものを使っているようです。
なんといってもアプリがスゴイです。FPVは使えなくなりますがアプリで機体操作がすべての機能行えますので荷物を減らしたい時はプロポが不要になります。
フライトプランという機能がありアプリの画面上に指で線や円を描くとその通り飛行してくれます。これには驚きました。
きれいな円を描くように機体を飛ばす事は最初のうちは難しいのですがスマホにきれいな円を描くことは簡単です。この機能を使えば映像も安定させる事ができます。指定の軌道を飛行し終わったらホバリングで待機します。
SDカードは本体内蔵でプッシュ式で格納されます。FPVとは別に本体側で録画しますので映像も綺麗に残せます。FPVはオフにして本体側で録画することももちろん可能です。
初めてのドローンでおもしろい映像とってみませんか。